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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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きのうから、久しぶりに土を触っている。
重い空の下、軽く手鍬を土に打ち込む、打ち込む、打ち込む。
おっと、危ない。
ヨモギの根に、ミミズがからみついているのが見えた。
全力で手鍬を止める。

手鍬を止められずにミミズを断ち切ってしまったことが、これまでいったい何度あったことか。
一度振り下ろした手鍬を途中で止めることは、容易ではない。
途中で止めるには、かなりの注意力が要求される。
いや、注意力だけでは足りない。
あらかじめ、そこにミミズや虫がいるであろうことを前提に打ち込むことでしか、手鍬を止めることはできそうにない。

拍手[4回]


土の中に生き物がいることを前提に農作業をする。
なかなか身に付かない。
慈しみの心が足りないからだらふか。
ミミズが農作に有用であるとの認識が足りないのだらふか。
自然の理(ことわり)についての理解が浅いからだらふか。

前提を忘れ、注意力が散漫なとき、人はただの農作機械に堕している。
機械は、土の全体像を知ることはできない。

土は、砂ではない。
細かく砕かれた石でもない。
土は、鉱物ではない。
土は、鉱物と無数の生き物と植物の亡骸の複合体なのだ。
無機物と有機物の、妙なる複合。
それは、時々刻々姿を変えている。
つまり、生きている。
土は、生きているのだ。

万物は、土から糧を得る。
人は、土に根ざす。
土あっての命。
土は、命。
土は、聖なるもの。

土を、返せ。

 おしまい。 
11.04.27 記 




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管理人について

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巴だ リョウヘイ
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職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

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特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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