揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
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#725 あふげばたふとし
ニュースだ。「唱歌集最大の謎」が解明された。「仰げば尊し」の原曲とみられる歌の楽譜が見つかったそうだ。「仰げば尊し」は文部省唱歌を集めた「小学唱歌集」の中でもっとも広く長く歌われた歌だと言われる。誰もが歌ったあの歌が実は外国曲で、しかも素性がわかっていなかったなんて、ちょっと驚きだった。以下、詳細情報。
ニュースだ。「唱歌集最大の謎」が解明された。「仰げば尊し」の原曲とみられる歌の楽譜が見つかったそうだ。「仰げば尊し」は文部省唱歌を集めた「小学唱歌集」の中でもっとも広く長く歌われた歌だと言われる。誰もが歌ったあの歌が実は外国曲で、しかも素性がわかっていなかったなんて、ちょっと驚きだった。以下、詳細情報。
「仰げば尊し」の原曲になった歌は「SONG FOR THE CLOSE OF SCHOOL(卒業の歌)」といい、アメリカの歌曲集「THE SONG ECHO」に収録されているという。初出は1871年。この歌が「あふげば尊し」という名前で「小学唱歌集」第三集に掲載されたのが明治17年/1884年。「故郷」「朧月夜」が発表された大正3年/1914年より三十年も前のことになる。タイトルが示す通り、歌詞の内容もへんたい近い。日本版の元々の歌詞の歌い出しは「あふげばたふとし」と書かれている。
原曲の楽譜を発見したのは一橋大名誉教授の桜井雅人さん。きょうの各紙が伝えていた。が、桜井さんは昨年一月までにすでにこの楽譜を発見しておられたことがこのサイトに記されている。原曲の楽譜もこちら。
http://www.geocities.jp/saitohmoto/hobby/music/primaryfiles/primary.html#53
原曲と「あふげば尊し」の楽譜を比べると、どちらもホ長調、8分の6拍子だ。主旋律はまったく同じ。「今こそわかれめーーー」のフェルマータも同じ。ただし、原曲は四部合唱になっている。それは、古典的な編曲手法に極めて忠実に作られている。そして、聞き慣れたピアノ伴奏はそこにはない。が、「あふげば」が原曲の楽譜を見て主旋律をそのまま写し取ったものであることは間違いない。
なお、原曲にはテンポの指定が無い。これは想像なのだが、原曲のテンポは我々が歌い慣れたテンポよりもう少し速かったのではないか。というのは、西洋の一般的な8分の6拍子は、たとえば「歌の翼」や「モルダウ」のように軽やかなテンポで2拍子のように歌われることが多いからだ。ワタシはこの曲の楽譜を見るまで、そのゆったりとしたテンポとリズムの感じから、ずっと4分の3拍子だと思っていた。ところが楽譜は8分の6拍子。それゆえワタシは原曲の存在を知りその楽譜を見た今、原曲のテンポはおそらくもう少し速かったのではないかと想像する。付点4分音符=45くらいか。
ちなみに「小学唱歌集」は全91曲で、すべて外国曲に日本語の歌詞を付けたものだ。たいへん易しい歌から始まっている所を見ると、教育用の歌集であることがよくわかる。第三十四番「鳥の声」は「ミミレドーー、ミミレドーー、ミファソソファミファ、レミファファミレミ・・・」というあの曲で、第三十五番「霞か雲か」と共に原曲はドイツ歌曲だった。ほとんどは知らん曲でそれはよかったが、いつか片っ端から歌ってみようっと。
原曲の楽譜を発見したのは一橋大名誉教授の桜井雅人さん。きょうの各紙が伝えていた。が、桜井さんは昨年一月までにすでにこの楽譜を発見しておられたことがこのサイトに記されている。原曲の楽譜もこちら。
http://www.geocities.jp/saitohmoto/hobby/music/primaryfiles/primary.html#53
原曲と「あふげば尊し」の楽譜を比べると、どちらもホ長調、8分の6拍子だ。主旋律はまったく同じ。「今こそわかれめーーー」のフェルマータも同じ。ただし、原曲は四部合唱になっている。それは、古典的な編曲手法に極めて忠実に作られている。そして、聞き慣れたピアノ伴奏はそこにはない。が、「あふげば」が原曲の楽譜を見て主旋律をそのまま写し取ったものであることは間違いない。
なお、原曲にはテンポの指定が無い。これは想像なのだが、原曲のテンポは我々が歌い慣れたテンポよりもう少し速かったのではないか。というのは、西洋の一般的な8分の6拍子は、たとえば「歌の翼」や「モルダウ」のように軽やかなテンポで2拍子のように歌われることが多いからだ。ワタシはこの曲の楽譜を見るまで、そのゆったりとしたテンポとリズムの感じから、ずっと4分の3拍子だと思っていた。ところが楽譜は8分の6拍子。それゆえワタシは原曲の存在を知りその楽譜を見た今、原曲のテンポはおそらくもう少し速かったのではないかと想像する。付点4分音符=45くらいか。
ちなみに「小学唱歌集」は全91曲で、すべて外国曲に日本語の歌詞を付けたものだ。たいへん易しい歌から始まっている所を見ると、教育用の歌集であることがよくわかる。第三十四番「鳥の声」は「ミミレドーー、ミミレドーー、ミファソソファミファ、レミファファミレミ・・・」というあの曲で、第三十五番「霞か雲か」と共に原曲はドイツ歌曲だった。ほとんどは知らん曲でそれはよかったが、いつか片っ端から歌ってみようっと。
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管理人について
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巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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