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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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きょうは、京都・二条大橋の近くで揚琴を演奏した。
煎茶道阿流ご宗家の三宅草歡先生のお茶会にお招きいただいた。
会は入替制で三席あった。
で、その合間に鴨川べりまで散歩して、桜が満開の河原に腰を下ろした。
鴨川の桜はきょうがクライマックス。
ワタシ以外は、全員花見客でそれはよかった。
しかたないので、意味もなくにこにこして花見客のふりをした。

会場は廣誠院。
高瀬川べりのお庭お茶室付きの数寄屋風家屋で、明治の頃にかつての長州屋敷跡に建てられた。
温故知新的風情に満ちていて、とっても居心地が良くてそれは困った。
演奏鑑賞に当てられた広間は、池の上に青楓が見事に広がるお庭と渾然一体になっていた。
このように、部屋の中に居ながら手が届きそうに思わせ、しかも奥行きを感じさせるお庭はなかなかない。

きょうのテーマは春の水。
てことで、三宅先生と相談の結果、選曲はワタシ的揚琴独奏曲の「波紋」をメインにと決まった。
「波紋」は、ワタシの独自の揚琴の響きを活かして、静から激動まで、水の様々な姿を表現した曲だ。
また、エネルギーの共鳴の讃美、自然への畏怖も表しており、水の神の化身である龍を呼ぶ祈りの曲でもある。
で、このたび、水のとてつもない力を我々は思い知ることとなった。
そんな時節柄、この曲の演奏の時間を被災地への追悼にも当てたいとの三宅先生のご意向となった。
そんなわけで、水を、すなわち命の源泉を、自然を、讃え、かつ畏れる「波紋」という曲を、今一度想ってみた。

これまでロマンティックな側面だけを追い求めていたかのような底の浅い自然志向、自然讃歌は、このたび自然の猛威によって粉砕された。
結果、今この世は、自然に対しては畏れ一色に染まってしまったかのようだ。
さて、多くの人命を奪った自然を、今なお讃えることができるかどうか。
ワタシは、深く畏れつつも心から讃えることこそが、亡くなった方の追悼となると確信した。
なぜならそれは、彼の地で自然と共に生き、亡くなった多くの人々と、これからもそこで生きていく人々の、命と人生を讃えることでもあると思うからだ。
そして、彼の地が誰もが自然と共に生きてゆける、平和で美しい海と大地であってほしいとの祈りを込めたことは言うまでもない。

お昼時を挟んでの演奏だったので、夜明け前に起き出して冷え冷えとした濃霧の中を出発したけれど、京都市内はまことに良き陽気で、ずいぶん汗ばんでしまった。
慣れない早起きをした身では、陽気の下での待ち時間は睡魔との戦いに負けそうになってしまって、それは気持ちよかったとさ。

 おしまい。 
11.04.10 記 






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巴だ リョウヘイ
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職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
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ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動歴/揚琴、27年。オカリナ、16年。
活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「Contact」のページからどうぞ。

特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

京都府下農村在住。
雨乞い師見習い。
自然農見習い。
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