揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#594 人畜無害
まったく、なんという天気だらふ。きょうは陽が射したかと思えば雪が降り、青空からあられが落ちてきて、時折強い風が吹き、それらは果てしなく交互に繰り返された。春になったはずなのに、まだまだ冬は構えを解いていないようだ。冬になると人の家にもぐり込んでくるカメムシも、なかなか出て行ってくれない。このカメムシだが、まことに不思議な習性があることに気がついた。
まったく、なんという天気だらふ。きょうは陽が射したかと思えば雪が降り、青空からあられが落ちてきて、時折強い風が吹き、それらは果てしなく交互に繰り返された。春になったはずなのに、まだまだ冬は構えを解いていないようだ。冬になると人の家にもぐり込んでくるカメムシも、なかなか出て行ってくれない。このカメムシだが、まことに不思議な習性があることに気がついた。
カメムシに出くわしたことがない人がいたら、その人は幸せだ。冬の中山間部の家の中には、必ずと言っていいほどカメムシの姿がある。さわれば鼻が曲がりそうになる臭気を発する。室温が20℃になると急に元気になって飛び回り始める。飛べばうるさいので、止まったところをほうきとチリトリで捕獲して戸外へ放り出す。が、数があまりに多いのできりがない。冬の間中カメムシを放り出し続けることになる。秋の終わりにカメムシが多い年は雪が多いという言い伝えがある。この十数年のワタシの経験では、この言い伝えが当たる確率は七割だ。
さて、このカメムシの不思議な習性に気がついたのは、今から十年ほど前だ。
今、部屋に三匹のカメムシの姿があるとする。で、その三匹をすべて外へ放り出す。が、しばらくすると、いつの間にかまた三匹のカメムシがいる。で、再びすべて放り出す。が、またしてもいつの間にか三匹のカメムシがいる。これを五回くり返した場合、カメムシは全部で15匹いたことになる。であれば、始めから15匹近くのカメムシの姿が見えていてもいいはずだ。が、姿が見えるのは常に三匹だけなのだ。
冬に押し入れや天井裏をのぞくと、そこにはおびただしい数のカメムシがへばりついていたりする。そいつらのうちの数匹ずつが、順に部屋の中に姿を現しているようにしか思えない。始めの三匹がいなくなって初めて次の三匹が出てくる。始めの三匹を放っておけば、室内のカメムシはいつまでも三匹のまま。次々に外へ放り出しても三匹のまま。これはまことに不思議な習性だ。もしやカメムシにも縄張りかボディーゾーンがあって、一定の空間内を自由にカッポできるカメムシの数は限られているということなのだらふか。いや、であれば、屋根裏に百匹単位でかたまってじっとしているカメムシは説明がつかない。
とにかく、その習性のおかげで、人間が暮らす空間はカメムシに占拠されずにすんでいる。天井裏のカメムシが一斉に茶の間に出てきたらどうしよう。夕げの団らんどころではない。ご婦人方は卒倒するにちがいない。
このカメムシの習性、あまりに厳格に守られているので、習性と言うより法則と呼びたくなる。
歩みはのろいし飛ぶのもへた。臭いさえなければ人畜無害。こんなに鈍臭く弱いのにこんなに嫌われている虫も珍しい。あわれだ。が、それはそれとして、早く出て行ってほしい。ごめん。
夕方からうっすらと雪が積もった。きょうは暖かくなったり寒くなったりのくり返しで、カメムシも出て行けばいいのか留まればいいのかわからなくて面食らっているだらふ。
カメムシの写真を撮ってアップしても誰も喜ばんだろーから、やめとこ。
さて、このカメムシの不思議な習性に気がついたのは、今から十年ほど前だ。
今、部屋に三匹のカメムシの姿があるとする。で、その三匹をすべて外へ放り出す。が、しばらくすると、いつの間にかまた三匹のカメムシがいる。で、再びすべて放り出す。が、またしてもいつの間にか三匹のカメムシがいる。これを五回くり返した場合、カメムシは全部で15匹いたことになる。であれば、始めから15匹近くのカメムシの姿が見えていてもいいはずだ。が、姿が見えるのは常に三匹だけなのだ。
冬に押し入れや天井裏をのぞくと、そこにはおびただしい数のカメムシがへばりついていたりする。そいつらのうちの数匹ずつが、順に部屋の中に姿を現しているようにしか思えない。始めの三匹がいなくなって初めて次の三匹が出てくる。始めの三匹を放っておけば、室内のカメムシはいつまでも三匹のまま。次々に外へ放り出しても三匹のまま。これはまことに不思議な習性だ。もしやカメムシにも縄張りかボディーゾーンがあって、一定の空間内を自由にカッポできるカメムシの数は限られているということなのだらふか。いや、であれば、屋根裏に百匹単位でかたまってじっとしているカメムシは説明がつかない。
とにかく、その習性のおかげで、人間が暮らす空間はカメムシに占拠されずにすんでいる。天井裏のカメムシが一斉に茶の間に出てきたらどうしよう。夕げの団らんどころではない。ご婦人方は卒倒するにちがいない。
このカメムシの習性、あまりに厳格に守られているので、習性と言うより法則と呼びたくなる。
歩みはのろいし飛ぶのもへた。臭いさえなければ人畜無害。こんなに鈍臭く弱いのにこんなに嫌われている虫も珍しい。あわれだ。が、それはそれとして、早く出て行ってほしい。ごめん。
夕方からうっすらと雪が積もった。きょうは暖かくなったり寒くなったりのくり返しで、カメムシも出て行けばいいのか留まればいいのかわからなくて面食らっているだらふ。
カメムシの写真を撮ってアップしても誰も喜ばんだろーから、やめとこ。

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管理人について
HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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