揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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神戸のオカリナフェスティバルには毎回ゲスト奏者が招かれ、それはひとつの大きな見どころ・聴きどころとなっている。
さて、今年の二日目のゲスト奏者デュオ・セルリアンの千井さんがこの日最初の音を吹いた瞬間のことを、わたしは前便で「世界が変わった」と書いた。
では、千井さんのオカリナの一体何が世界を変えたのか?
それはすなわち、それまでの数時間に舞台に立った数十人のオカリナ愛好家の人たちとゲスト奏者は何が違っていたのか、という、毎年変わらぬ問いかけでもある。
さて、今年の二日目のゲスト奏者デュオ・セルリアンの千井さんがこの日最初の音を吹いた瞬間のことを、わたしは前便で「世界が変わった」と書いた。
では、千井さんのオカリナの一体何が世界を変えたのか?
それはすなわち、それまでの数時間に舞台に立った数十人のオカリナ愛好家の人たちとゲスト奏者は何が違っていたのか、という、毎年変わらぬ問いかけでもある。
結論から言うと、もっとも大きな違いは「ピッチ」なのだと、改めて思った。
美しい音色を持つ愛好家の人はたくさんいる。
速いパッセージを吹きこなす人もまた数多。
しかし、「良い」ピッチで吹いている人はほとんど見当たらない。
ピッチは感動につながる音楽表現とは関係がない、と言い張る人もあるいはいるかもしれない。
しかし、わたしが強調したいことは、良いピッチは、人の生理と直結しているということだ。
ピッチの微妙な違いがわかる、わからないという話ではない。
演奏を聴いて「(頭で) わからない人でも感じている」要素のうち、もっとも影響が大きいと思われるものがピッチの違いだと、わたしは長年の観察からそう思う。
生理的に感じているというわけだ。
そして、生理的に感じることこそが、心を動かす。
プラスにも、マイナスにも。
それは、演奏におけるピッチという要素の怖さだとも言える。
聴く人は、頭では判別できなくても、身体では(無意識に、つまり心では)敏感に感じ取り、心地よさと不快さを感じ分けている。
心の静けさに浸ってもらうはずが、ただ陰鬱にさせるだけになってしまったり、高揚感を覚えてもらうはずが騒々しさを感じさせるだけになってしまうことがある。
そんなとき、もっとも大きな影響を与えているもの、それがピッチなのだとわたしは思う。
この日千井さんが吹いたカッチーニのアベマリアの第一音。
もしそのピッチが不適切だったら、それはピアノとの間に不協和を生じさせる。
第一音は計7拍だったから、聴く人は演奏の冒頭から、かなり長い時間不快感を覚えることになってしまう。
言うまでもなく、ピッチさえ良ければ一瞬で会場の空気を変えることができるというものではない。
が、人の心を動かすその第一歩、そしてもっとも大きな一歩がピッチだと言う次第だ。
ちなみに以前もここで書いたが、「正確なピッチ」と「良いピッチ」は違う。
正確なピッチとは、物理的に狂いがないピッチのこと、ざっくり言うとチューナーの針が真ん中に来ている音のことだ。
しかしこれだけで人の心が動くのならば、演奏はすべてパソコンにまかせておけばよい。
で、わたしが思う「良いピッチ」とは、音楽表現上の狂いがないピッチのことだ。
それが関係するものは楽器店で¥2,500で売っているチューナーではなく、人の心の中にあるチューナーなのだ。
しかし、正確さは「良いピッチ」と切っても切り離せない関係にある。
正確なピッチを取る技術があってこそ、良いピッチを作り出せる。
ここが肝要だと思う。
では前述の千井さんのピッチ、そして森下さんやこれまでの多くのゲスト奏者のみなさんのピッチと、大半のオカリナ愛好家のピッチとはどう違うのか?
結論はとても単純だ。
愛好家のみなさんのピッチは、ほとんどが高いのだ。
そして、肝心なところで低かったりもする。
上ずった音は、人の心を苛立たせてしまう。
ずり下がった音は、人の心を陰鬱にさせてしまう。
そして不安定なピッチは、人の心を遠ざけてしまう。
こうした事実は、音と人の心身との関係の上に生じる物理的現象だと言っていいかもしれない。
では高くなってしまう理由は何か。
1.息の配分が不適切である。
2.(相対的に) 高い音の方が聴き取りやすいのでつい強く吹いてしまう。
3.基準になる音をよく聴いていない。
♪ 詳しく知りたい人はレッスンを受けて先生に聞いてくださいね。
音を他のオカリナと合わせることは、本当にむずかしい。
ピアノと合わせることは、もっとむずかしい。
そして、チューナーの使い方もまたむずかしい!! 画面が小さすぎて見えんもんね、わたしのバアイ
が、アマチュア愛好家でも良いピッチを創造する道はある。
♪ 知りたい人はレッスンを受けてね。
が、重ねて、良いピッチだけが良い演奏の条件ではないことを強調させていただいて、今年の神戸リポートを終わります。
おしまい。
18.08.28 〜 09.05 記
18.08.28 〜 09.05 記
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管理人について
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揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
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ほしい。
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演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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