揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#478 漫然的人々
田んぼのことを書きたいけれど、前便につづいて「2009 オカリナフェスティバル in 神戸」のことを書くことに。神戸オカフェスの日から、ここへのアクセス数が急に増えた。ガチョコンのときもそうだった。みなさん、ワタシに何を期待しているのだらふ。とまれ、今便は素晴らしかったゲスト演奏者にまつわるあれこれについて。
田んぼのことを書きたいけれど、前便につづいて「2009 オカリナフェスティバル in 神戸」のことを書くことに。神戸オカフェスの日から、ここへのアクセス数が急に増えた。ガチョコンのときもそうだった。みなさん、ワタシに何を期待しているのだらふ。とまれ、今便は素晴らしかったゲスト演奏者にまつわるあれこれについて。
一日目のゲストは本谷美加子改めホンヤミカコさん。このオカフェスには満を持して登場という感じだ。宗次郎さんと共に日本のオカリナ文化をリードしてきたホンヤさん。その独創的演奏と肩の力が抜けた舞台さばきに感動。吹きながら右上方を向き、左足を横にすいっと伸ばす妖精的ポーズを、さっそくマスターさせていただいた。ワタシがやるとヘンタイそのものだ。
二日目はデュオたんとのおふたり。オカリナとサックス担当の森下知子さんとピアノと編曲担当の大島忠則さんのめおとデュオだ。失礼ながら、ワタシはこのおふたりのことを存じ上げなかった。が、幅広いジャンルの音楽をたいへん高い音楽性で、てらいなく自分たち流に表現していくおふたりの息の合った演奏に、この日出会えて本当によかった。
ホンヤさんの演奏は「最上川舟歌」以外は、すべてオリジナル曲だった。どの曲もオカリナの魅力を十分に引き出す素晴らしいメロディーばかりだ。笑顔で何気なく吹きつづけておられたが、フラットが三つも四つも付いたたいへんむずかしい調の曲が多かったことをたれぞ知る。
森下さんは吹きやすい調での演奏が多かったが、スピーディーで息の長いフレーズが多い点で難易度がたいへん高い曲が多かった。
てなことは、おふたりの演奏の核心については何ひとつ語っていない。核心、すなわち奏者のハートに触れたければ、生の演奏を聴くしかない。
ゲスト演奏者の演奏を聴いた出場者のみなさんには「あの曲いいわね〜、やってみたいわ〜」「やっぱり音色からして全然違うわね〜」てな感想が多いだろうことをワタシは承知している。で、それ以上具体的に踏み込まないことに対して、一人のセンセイとしては大きな不満を持っていることをたれぞ知る。
ゲスト奏者が、演奏にいかに多大なるエネルギーを使って感情移入しているか。ここにこそ注目すれば、得る所はとても大きい。 集中することがつらい、エネルギー注入とリキミのちがいが分からない・・・こうした問題に対しては、一流奏者が過不足なく感情移入するためにどのように心身をコントロールしているかを観察すると、解決策が見えてくるはずだ。
技術面では、立ち方、構え方、持ち方、ブレス、フレージング、いかに無駄な力が抜けているか、それゆえにいかに音色が冴えて音に力が込められているか、集中とリラックスのバランス、これらの基礎的技術に目と耳を向ければ、普段の練習の質は飛躍的に上がるはずだ。が、オカフェスの会場には、目に見えやすい運指の技術だけに注目する人がとても多い。それをワタシは客席でいつも感じつづけていることをたれぞ知るや。漫然と聴き、見ている人々に、呆然とするセンセイ。漫然 vs. 呆然は、いつも呆然的ワタシの負けとなり、ホールに居辛くなって出て行くこととなる。
漫然と聴く、漫然と吹くことに慣れ切ってしまった人々でステージが占められてしまうとき、客席にはきっと空っ風が吹くことだらふ。
前便、今便と、なかなかスパイシーな文章がつづいた。これも、第一回から関わっているこのオカフェスをもっと良いものにしていってほしいとの願いからなのだが、大きなお世話ですか。そう、ここでぶつぶつ言ってても始まらないとも言う。では、神戸やあちこちでの演奏にワタシの思いをしっかり反映してくれるにちがいないマイ生徒さんたちには、ますますきびしく当たるしかないのやも知れぬと、独りうなずくセンセイであったとさ。
二日目はデュオたんとのおふたり。オカリナとサックス担当の森下知子さんとピアノと編曲担当の大島忠則さんのめおとデュオだ。失礼ながら、ワタシはこのおふたりのことを存じ上げなかった。が、幅広いジャンルの音楽をたいへん高い音楽性で、てらいなく自分たち流に表現していくおふたりの息の合った演奏に、この日出会えて本当によかった。
ホンヤさんの演奏は「最上川舟歌」以外は、すべてオリジナル曲だった。どの曲もオカリナの魅力を十分に引き出す素晴らしいメロディーばかりだ。笑顔で何気なく吹きつづけておられたが、フラットが三つも四つも付いたたいへんむずかしい調の曲が多かったことをたれぞ知る。
森下さんは吹きやすい調での演奏が多かったが、スピーディーで息の長いフレーズが多い点で難易度がたいへん高い曲が多かった。
てなことは、おふたりの演奏の核心については何ひとつ語っていない。核心、すなわち奏者のハートに触れたければ、生の演奏を聴くしかない。
ゲスト演奏者の演奏を聴いた出場者のみなさんには「あの曲いいわね〜、やってみたいわ〜」「やっぱり音色からして全然違うわね〜」てな感想が多いだろうことをワタシは承知している。で、それ以上具体的に踏み込まないことに対して、一人のセンセイとしては大きな不満を持っていることをたれぞ知る。
ゲスト奏者が、演奏にいかに多大なるエネルギーを使って感情移入しているか。ここにこそ注目すれば、得る所はとても大きい。 集中することがつらい、エネルギー注入とリキミのちがいが分からない・・・こうした問題に対しては、一流奏者が過不足なく感情移入するためにどのように心身をコントロールしているかを観察すると、解決策が見えてくるはずだ。
技術面では、立ち方、構え方、持ち方、ブレス、フレージング、いかに無駄な力が抜けているか、それゆえにいかに音色が冴えて音に力が込められているか、集中とリラックスのバランス、これらの基礎的技術に目と耳を向ければ、普段の練習の質は飛躍的に上がるはずだ。が、オカフェスの会場には、目に見えやすい運指の技術だけに注目する人がとても多い。それをワタシは客席でいつも感じつづけていることをたれぞ知るや。漫然と聴き、見ている人々に、呆然とするセンセイ。漫然 vs. 呆然は、いつも呆然的ワタシの負けとなり、ホールに居辛くなって出て行くこととなる。
漫然と聴く、漫然と吹くことに慣れ切ってしまった人々でステージが占められてしまうとき、客席にはきっと空っ風が吹くことだらふ。
前便、今便と、なかなかスパイシーな文章がつづいた。これも、第一回から関わっているこのオカフェスをもっと良いものにしていってほしいとの願いからなのだが、大きなお世話ですか。そう、ここでぶつぶつ言ってても始まらないとも言う。では、神戸やあちこちでの演奏にワタシの思いをしっかり反映してくれるにちがいないマイ生徒さんたちには、ますますきびしく当たるしかないのやも知れぬと、独りうなずくセンセイであったとさ。

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管理人について
HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
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