揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#293 夜明けのスキャット
イントロを聴いただけで「あっ、あの歌だっ」とわかる曲は多い。イントロだけ憶えているという曲すらあるくらいだ。曲を人に印象付けるためには、それくらいイントロというものは大切だということになる。だから、音楽が電波に乗せられるようになり、大量販売が可能になった時代が始まると、印象付けの戦術としても、メロディーだけではなく、編曲、ことに印象深いイントロの作成に力が入れられるようになった。
イントロを聴いただけで「あっ、あの歌だっ」とわかる曲は多い。イントロだけ憶えているという曲すらあるくらいだ。曲を人に印象付けるためには、それくらいイントロというものは大切だということになる。だから、音楽が電波に乗せられるようになり、大量販売が可能になった時代が始まると、印象付けの戦術としても、メロディーだけではなく、編曲、ことに印象深いイントロの作成に力が入れられるようになった。
オカリナの生徒さんのリクエストで「夜明けのスキャット」をオカリナ合奏用に編曲した。由紀さおりさんが歌って大ヒットした曲だ。作・編曲は一世を風靡した故いずみたく氏。この曲は、心にしみるメロディーもさることながら、イントロもまことに印象的だ。イントロのわかりやすいギターのアルペジオ(分散和音)は歌が始まってもそのまま継続され、コードを変えながら、曲の進行の骨格を作っている。
このイントロを聴いただけで「あっ、夜明けのスキャットだっ」と胸をときめかせた方は多かったと思う。ただ、この曲のイントロとコード進行は、サイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」に酷似している。
夜明けのスキャットが発表されたのは1969年。サウンド・オブ・サイレンスは65年。サイモン&ガーファンクルのファンでなくとも、あの世界的ヒットとなったサウンド・オブ・サイレンスを、あの印象的なイントロを知っていた人は多かったはずだ。だからおそらく、S&Gファンは夜明けのスキャットに猛反発したにちがいない。
いずみたく氏がサウンド・オブ・サイレンスを知らなかったはずはない。それでいて、すでに世にその人ありと認められていたにも関わらず、世界的にヒットした曲に酷似したところを持つ曲を人気歌手の持ち歌として提供したのは、いったいどのような事情によるものだったのだろうか。
いずれにしても、ワタシはこの曲が大好きなのだが。
その夜明けのスキャットのイントロに酷似したイントロを持つヒット曲もある。
井上陽水の「心もよう」のイントロの出だしは、夜明けのスキャットそのものだ。イントロを受け持つ楽器とその後のコード進行こそ異なっているが、「ラミドミラミドミ」という音もテンポも同一人物だと言っていいほどだ。
こうした類似品が受け入れられてきた日本という国は、まことに寛大であると言えるのかもしれない。
それはそうと、夜明けのスキャットをオカリナ合奏用に編曲するに当たって、イントロをどうするか悩んだ。あのイントロの類似品性に少なからずひっかかりを感じていたワタシとしては、原曲通りのイントロにした場合「センセイ、もっと独創性を発揮してくださいよっ」と言われるのがこわかった。だから心にしみるメロディーだけを残して、イントロ始め伴奏はまったくちがった雰囲気にしようかとも考えた。が、そうすることでかえって「なーんだ、あのイントロがいいのにっ」とがっかりさせてしまうのもこわかった。
お前はそんなに生徒さんがこわいのかって? ノーコメント。
けっきょく、あの曲を好きな人は、きっとイントロを歌とセットで愛しているにちがいないと結論し、このたびのイントロは原曲の形をそのまま採用させていただいた。
ところで、近頃?はまことに便利になったもので、「夜明けのスキャット」で検索すると音源がヒットした。相当な年月を経てきた録音だからか、全体の編曲はやはりはっきり言ってダサイ。こうしたものを聴くにつけ、メロディーは時代を越えるが、編曲はその時代のものだという思いが強まる。逆に言えば、時代の衣を上手に着せられた編曲にたよって売れているような曲は、消耗品のようにすぐに忘れ去られるにちがいないということになる。
いや、イントロもまた時代を越えることがある。それゆえに、類似品の提供には慎重であるべきだろう。
このイントロを聴いただけで「あっ、夜明けのスキャットだっ」と胸をときめかせた方は多かったと思う。ただ、この曲のイントロとコード進行は、サイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」に酷似している。
夜明けのスキャットが発表されたのは1969年。サウンド・オブ・サイレンスは65年。サイモン&ガーファンクルのファンでなくとも、あの世界的ヒットとなったサウンド・オブ・サイレンスを、あの印象的なイントロを知っていた人は多かったはずだ。だからおそらく、S&Gファンは夜明けのスキャットに猛反発したにちがいない。
いずみたく氏がサウンド・オブ・サイレンスを知らなかったはずはない。それでいて、すでに世にその人ありと認められていたにも関わらず、世界的にヒットした曲に酷似したところを持つ曲を人気歌手の持ち歌として提供したのは、いったいどのような事情によるものだったのだろうか。
いずれにしても、ワタシはこの曲が大好きなのだが。
その夜明けのスキャットのイントロに酷似したイントロを持つヒット曲もある。
井上陽水の「心もよう」のイントロの出だしは、夜明けのスキャットそのものだ。イントロを受け持つ楽器とその後のコード進行こそ異なっているが、「ラミドミラミドミ」という音もテンポも同一人物だと言っていいほどだ。
こうした類似品が受け入れられてきた日本という国は、まことに寛大であると言えるのかもしれない。
それはそうと、夜明けのスキャットをオカリナ合奏用に編曲するに当たって、イントロをどうするか悩んだ。あのイントロの類似品性に少なからずひっかかりを感じていたワタシとしては、原曲通りのイントロにした場合「センセイ、もっと独創性を発揮してくださいよっ」と言われるのがこわかった。だから心にしみるメロディーだけを残して、イントロ始め伴奏はまったくちがった雰囲気にしようかとも考えた。が、そうすることでかえって「なーんだ、あのイントロがいいのにっ」とがっかりさせてしまうのもこわかった。
お前はそんなに生徒さんがこわいのかって? ノーコメント。
けっきょく、あの曲を好きな人は、きっとイントロを歌とセットで愛しているにちがいないと結論し、このたびのイントロは原曲の形をそのまま採用させていただいた。
ところで、近頃?はまことに便利になったもので、「夜明けのスキャット」で検索すると音源がヒットした。相当な年月を経てきた録音だからか、全体の編曲はやはりはっきり言ってダサイ。こうしたものを聴くにつけ、メロディーは時代を越えるが、編曲はその時代のものだという思いが強まる。逆に言えば、時代の衣を上手に着せられた編曲にたよって売れているような曲は、消耗品のようにすぐに忘れ去られるにちがいないということになる。
いや、イントロもまた時代を越えることがある。それゆえに、類似品の提供には慎重であるべきだろう。

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管理人について
HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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