揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#727 ひょうたん島よ永遠に
日本には現在、百歳以上の人が四万人以上いるという。学校はどうだろう。明治初頭、文部省が敷いた初等教育の基本方針に沿って、全国に驚くべきスピードで多数の小学校が設置された。その多くは今も機能を有し続けている。それらは創立百年を有に越えることになる。明日ワタシが演奏に向かう当地の小学校もそのひとつだ。が、この春にとうとう廃校となる定めにある。
日本には現在、百歳以上の人が四万人以上いるという。学校はどうだろう。明治初頭、文部省が敷いた初等教育の基本方針に沿って、全国に驚くべきスピードで多数の小学校が設置された。その多くは今も機能を有し続けている。それらは創立百年を有に越えることになる。明日ワタシが演奏に向かう当地の小学校もそのひとつだ。が、この春にとうとう廃校となる定めにある。
このS小学校は1873年(明治6年)に開校された。今年で創立137年となる。廃校は、児童数の激減による。現在の児童数はわずか17名だ。と書くと、街の人はいったいどんな山奥なのだと思われるやもしれない。が、4km先にはJRの駅もあるし、車で国道を10分走れば高速道もある。大型スーパーもあればホームセンターもレストランもある。つまり、いわゆる「山村」ではないということだ。それでいて子どもは減る一方だ。ここでその原因を論じることはしないが、この状況はこのS小学校に限ったことではない。全国で同様の事態が進行している。多くは今後児童数が回復する見込みは無く、止むなく廃校となる。
思うに、小学校というものは、ふるさとの一部なのだ。なくなると、自分の生家がなくなるに等しい喪失感を生む。生家も母校も無くしたワタシにはその想いがよくわかる。
ワタシの出身小学校は、1869年(明治2年)に創立され、1992年(平成4年)に廃校となった。123年の生涯だったわけだ。原因はやはり児童数の激減だが、農村の過疎化ではなく、「ドーナツ現象」という「都心部の過疎化」によるものだった。で、廃校になりはしたが、幸い「学校歴史博物館」として新たな命を得て、校舎も運動場も明治時代のままの瓦葺きの校門も、ほぼ原形のままで再利用されている。これはへんたい大きな心の救いとなっている。
この数年間、当地ではS小学校の跡地をどうするかの議論がつづいている。アンケートが配られてきたので、ワタシは「災害時の避難所として設備を整え、平素は農業・田舎暮らし体験センターとして都会人を迎え入れ、地域の活性化につなげる」というアイデアを提出した。今のところ、当局の反応はない。
木造二階建て、総床張り、石造りの玄関を持つ校舎はへんたい味わい深い建物だし、運動場は広大だ。周辺の自然環境はもちろん抜群だ。なんとか再利用してほしいものだ。
明日は講堂で、S小学校の閉校行事のひとつである音楽会が開かれる。閉校前の最後の大きなイベントなので、広々とした講堂は子どもたちだけではなく、地域の人々、つまり卒業生のみなさんでいっぱいになるそうだ。地域のコーラスグループや民謡の会、近くの神学校の学生さんたちによるコーラス、そして子どもたちによる和太鼓の演奏などが披露される。
お招きいただいたワタシとよく知ったご婦人は、オカリナとピアノを演奏する。プログラムは、小学校の歴史とともにあった数々の唱歌のメドレー、子どもたちの新たな未来が開けますようにと「新世界」、子どもたちと卒業生全員の絆が永遠でありますようにと「ハナミズキ」(「君と好きな人とが百年つづきますように」とのサビ)などなど。そして最後は、みんなで「ひょっこりひょうたん島」の合唱だ。
小学校ってひょうたん島みたいだなと思っているワタシ。これからはみんなの心の中の海を漂いつづけるひょうたん島よ、永遠たれ。
思うに、小学校というものは、ふるさとの一部なのだ。なくなると、自分の生家がなくなるに等しい喪失感を生む。生家も母校も無くしたワタシにはその想いがよくわかる。
ワタシの出身小学校は、1869年(明治2年)に創立され、1992年(平成4年)に廃校となった。123年の生涯だったわけだ。原因はやはり児童数の激減だが、農村の過疎化ではなく、「ドーナツ現象」という「都心部の過疎化」によるものだった。で、廃校になりはしたが、幸い「学校歴史博物館」として新たな命を得て、校舎も運動場も明治時代のままの瓦葺きの校門も、ほぼ原形のままで再利用されている。これはへんたい大きな心の救いとなっている。
この数年間、当地ではS小学校の跡地をどうするかの議論がつづいている。アンケートが配られてきたので、ワタシは「災害時の避難所として設備を整え、平素は農業・田舎暮らし体験センターとして都会人を迎え入れ、地域の活性化につなげる」というアイデアを提出した。今のところ、当局の反応はない。
木造二階建て、総床張り、石造りの玄関を持つ校舎はへんたい味わい深い建物だし、運動場は広大だ。周辺の自然環境はもちろん抜群だ。なんとか再利用してほしいものだ。
明日は講堂で、S小学校の閉校行事のひとつである音楽会が開かれる。閉校前の最後の大きなイベントなので、広々とした講堂は子どもたちだけではなく、地域の人々、つまり卒業生のみなさんでいっぱいになるそうだ。地域のコーラスグループや民謡の会、近くの神学校の学生さんたちによるコーラス、そして子どもたちによる和太鼓の演奏などが披露される。
お招きいただいたワタシとよく知ったご婦人は、オカリナとピアノを演奏する。プログラムは、小学校の歴史とともにあった数々の唱歌のメドレー、子どもたちの新たな未来が開けますようにと「新世界」、子どもたちと卒業生全員の絆が永遠でありますようにと「ハナミズキ」(「君と好きな人とが百年つづきますように」とのサビ)などなど。そして最後は、みんなで「ひょっこりひょうたん島」の合唱だ。
小学校ってひょうたん島みたいだなと思っているワタシ。これからはみんなの心の中の海を漂いつづけるひょうたん島よ、永遠たれ。

閉校になるのは
閉校になるのは本当にさびしいことですね。 うちの集落も他人事ではありません。 そうなったなら盛大に盛り上げたいと思うからきっとすばらし音楽会になったことでしょう。 ハナミズキ胸にじんときます。
Re:閉校になるのは
ままみあさま
はい、最後は児童たちが半年近く練習を重ねた渾身の和太鼓の合奏で、会場は熱気に包まれました。
前の席のおばさんは「涙が出るわー」と感激しておられました。
廃校になることは、少なくともこの地域の誰のせいでもありません。
そんな不条理に抗う術も無く、ふるさとの大切な一部が消えてゆくのをただ見ているだけしかない皆さんの胸の内を思うと辛かったです。
が、皆さんの中で長く思い出に残るであろう音楽会で演奏させていただいたことは、感謝にたえません。
そんな想いを胸に演奏に臨みました。
はい、最後は児童たちが半年近く練習を重ねた渾身の和太鼓の合奏で、会場は熱気に包まれました。
前の席のおばさんは「涙が出るわー」と感激しておられました。
廃校になることは、少なくともこの地域の誰のせいでもありません。
そんな不条理に抗う術も無く、ふるさとの大切な一部が消えてゆくのをただ見ているだけしかない皆さんの胸の内を思うと辛かったです。
が、皆さんの中で長く思い出に残るであろう音楽会で演奏させていただいたことは、感謝にたえません。
そんな想いを胸に演奏に臨みました。
巴だ
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管理人について
HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
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オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
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