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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#678 予 備

 電球は、いきなり切れる。WCだったら困る。真っ暗になっても、そのとき巴だ少しもあわてず、すぐに買い置いていた電球を取り出し、電灯復活。デジカメの電池が切れた。そのとき巴だ少しもあわてず、すぐに充電済み電池を装着。撮影続行。てことで、物には予備が付いて回る。ほとんどの物は、予備がないと、持ち主困る。お客さんも困る。

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#168 裸足の快楽

 開演3分前というのに、ワタシは足のツメを切っていた。きょうは裸足で演奏することにしたからだ。きょうの揚琴ソロコンサートの会場「うずらギャラリー」は、お客さんには座布団が用意され、最前列は楽器のすぐ前となっている。お客さんの目の前に素足を出すのだから、失礼のないように、足のツメを念入りに切っておこうとしたのだ。

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#149 うそかまことか

 このブログの #137#138#141 で、全日本祈祷師協会から入会を勧められていることについて書いた。ワタシの「波紋」の演奏には雨を降らす力があるから、雨乞い師にならないか、との勧めだった。しかしその後、入会の決心をできずに今日に至っている。

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#140 コンサートの翌日は

「揚琴演奏的生活20周年感謝的自主コンサート」から、はや一週間がたった。

 コンサートの翌日は、たいていホームページとブログのアクセス数が伸びる。でも、何も更新されていないことが多い。だって、それは無理です。文章家じゃないんだから、そんなに簡単に作文モードには入れません。おゆるしください。

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#139 波紋の広がり方

 9月9日の揚琴演奏的生活20周年感謝的自主コンサートと比べると、20年前の8月15日の浄土院での演奏会は、お客さんはずっと少なかった。本堂は広々としていた。

 この9月9日には、その日に来てくれていた人も駆け付けてくれた。揚琴を通して知り合った人だった。その人を通して、公私ともに大切な縁が広がった。

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#138 三度目のなんとやら

 とんでもないことを思い出してしまった。

 あれはいつのことだったか、京都・永観堂の本堂で「波紋」を演奏したときのこと、開演後にしとしととふり始めた雨が、曲のクライマックスで突然土砂降りになった。クライマックスの崩壊からカタルシスへといざなう長いピアニッシモの箇所では、かすかに時を刻みつづける揚琴の響きを、あたり一面の激しい雨音が包み込んだ。会場のすべての人の心が静まりかえっているのを感じた。揚琴のリズムと雨音だけが世界だった。

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#137 二度の偶然はない

 ずいぶん暑い日となった9月9日、京都・浄土院での「揚琴演奏的生活20周年感謝的自主コンサート」が終わりました。ワタシの願いであったこのコンサート開催を、浄土院さん、ご来場いただいたみなさま、同居のよく知ったご婦人始め多くの方に叶えていただいた幸せな日となったことを改めて感謝いたしております。うれしい再会もありました。この日にいてほしい人が、そこにいました。
 そんなわけで、思いがけずおおごとになってしまいましたが、いみじくもコンサートの最後に口から発してしまった「過去よりも未来よりも、現在を大切にしたいと思います」は、ワタシの本当の願いだったと思うのです。

 では、いつもの調子で。

 最後の曲は「波紋」だった。水の神の化身である龍を呼ぶ祈りの曲でもある。「波紋」のためにチューニングをしているとき、突然大きな雨音が聞こえ始めた。それは、焼けた大地を潤わす慈雨であり、「波紋」の最高のイントロダクションであった。

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#120 比較研究対象

 揚琴は、イスにすわって演奏するスタイルでよかったと思っている。もっとも、コンサートなどでは演奏位置へ向かって歩いて登場してお辞儀する場合がほとんどだから、その間はワタシの身体的特徴は隠しようもない。でもそれはたいていほんの一時のことなので、気にするいとまもない。

 あれはいつのことだったか、某和装服飾メーカーさんのファッションショーで演奏した。和服姿の美女モデルさんたちとお話しできるかもしれないことに胸をときめかせて臨んだことは言うまでもない。

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#119 わが祖国にて

 思い込みは、人に真実を見誤らせる。

 あれはいつのことだったか、東京のなんとかいう大きなホールでの某衛星放送局のイベントで、出演者のひとりとして演奏した。広いホールの内部の何ケ所かに民族楽器奏者を点在させ、お客さんは自由に移動して聴いて回るというユニークな舞台設定だった。演奏者は交互に、リラクゼーション・サウンドを奏でた。
  終演後、舞台も客席もない会場だったこともあり、揚琴のまわりに何人かの人が群れてきた。

 妙齢の女性の3人グループが、ワタシが目の前にいないかのように話している。楽器を片付けながら知らん顔して聞いていた。

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#118 1:660

 演奏屋というものは、自分の都合で動くことはできない。何月何日の何時にどこそこへ来いと言われれば、その通りにするしかない。間際になってキャンセルしようものなら、ギャラがいただけないばかりか、場合によっては損害賠償を請求されてしまう。よって、有給休暇や定休日はあこがれの対象である。
 そのかわり、そこへ行って演奏をしさえすれば、演奏に要する時間やお客さんにうけたかうけなかったかに関わらずギャラをいただける。
 ジャズピアニストの山下洋輔さん曰く、演奏稼業の本質とは「そこへ行くことである」。深くうなずく。

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#117 漁師としての一夜

 遠方での演奏の仕事は宿泊付きとなる。ワタシはどんなに高級でもホテルでは、まずぐっすり眠れない。24時間稼動している換気扇や空調の音、冷蔵庫の音、部屋によっては聴こえてくるエレベーターの音、もちろん外を走る車の音。これらは騒音というほどのものでははないとされているが、演奏前後の耳が鋭くなっているワタシにとってはかなりつらい騒音なのだ。秋の虫やカエルの声はいくら大きくても気にならないのにね。

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#116 中国人的商才

 中国語が飛び交う横浜の中華街を、3人の怪しい風体の男が歩いていた。
 無国籍ルックの旅慣れた様子の西洋人が言った。
「キニシナイ、キニシナイ、ヨクアルコトネ」
 インド人のようにもネパール人のようにも見えるが日本人らしい男が言った。
「良さん、やっぱここはさー、日本じゃないな」
 ふたりになぐさめられているもうひとりの男は、そのうなだれ方から見るにやはり日本人のようだ。

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#115 どついたろか

 主張の内容による説得力よりも、声が大きい人が言うことの方へ場の空気が流れてしまうのはよくあることだ。

 あれはいつのことだったか、京都先斗町(ぽんとちょう)の歌舞練場で行なわれたイベントで演奏した。盛り沢山のプログラムの中で、舞踊の舞台転換のいわば「つなぎ」役を揚琴のソロ演奏でまかされた。非常に目立つ役回りと、たった3分の演奏なのに1コンサート分のギャラをいただけることに、当時は嬉々とした。

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#114 本格的

 揚琴的おかし悲しいお話はまだつづく。

 あれはいつのことだったか、生け花作家のK先生の会に呼んでいただいたときのこと。京都どすえ、のとあるお館の、美しい日本庭園を望む一室で揚琴を演奏した。他のスペースではご婦人方のアマチュアグループによるお琴の演奏も行なわれていた。

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#113 拝 見

 揚琴的おかし悲しいお話はつづく。

 あれはいつのことだったか、ワタシのような不作法者が、京町家としてはたいへん格式が高いある旧家に呼んでいただいて揚琴を演奏したときのこと。それまで愛用していた美しい装飾の揚琴専用スタンドがこわれてしまったので、泣く泣くあまり上物ではないスタンドを新調して間もないころだった。

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管理人について

HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。

特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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