揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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ブラボー(Bravo)は、「賞賛•喝采(かっさい)•歓呼などの叫び声。」(デジタル大辞泉)だ。
クラシックのコンサートで曲の終わりによく聞かれる。
「すごいぞぉ」「すばらしいっ」「かんどうした」等々の思いを演奏者に届けるかけ声というわけだ。
オカリナと同じくイタリア語だそうだ。
素晴らしいコンサートでは、この声が会場一杯に飛び交うこともある。
この価値あるブラボーの声を、先日の山の音楽会の大合奏の際にいただいた。
クラシックのコンサートで曲の終わりによく聞かれる。
「すごいぞぉ」「すばらしいっ」「かんどうした」等々の思いを演奏者に届けるかけ声というわけだ。
オカリナと同じくイタリア語だそうだ。
素晴らしいコンサートでは、この声が会場一杯に飛び交うこともある。
この価値あるブラボーの声を、先日の山の音楽会の大合奏の際にいただいた。
わたしのオカリナの生徒さんたちの合同発表会「山の音楽会」については、ここで何度も書いてきた。
で、とうとうこのたびは、生徒さんたち自身がブラボーのお声を頂戴するに至った。
その場面は、発表会最後のプログラム、わたしたちがグランド・ハーモニーと呼ぶ参加者全員での大合奏のときだった。
カトリック高槻教会のホールいっぱいに響いたグランド・ハーモニーの一曲目は「涙そうそう」。
23名で合せたのは初めてとは思えないほど音がよくそろい、アルトC管だけによる単旋律にも関わらずたいへん厚いサウンドが生まれた。
二曲目は「ハイサイおじさん」。
太鼓の伴奏付きのこの曲、これまたぶっつけ本番とは思えないノリのいい演奏になった。
この曲が終わった瞬間、一度目の「ブラボー」の声が客席から投げかけられた。
男性の声だった。
ちらりと振り返ると、客席のすべてのみなさんが微笑んでいる。
最後の曲は満を持しての「蛍の光」。
曲半ばで転調して二部合奏になった後、感動的に終われればOKだ。
で、見事最後の音まで息の合った演奏となった。
ここで二度目の「ブラボーっ」
一度目よりもずっと大きくはっきりしたお声だった。
指揮を終えて一礼すべく客席に向き直ったとき、声の主のご主人が目に飛び込んできた。
とてもにこやかに、心からの拍手を送ってくださっていた。
今回の山の音楽会は、二日間、二会場に分かれての開催となった。
ブラボーデーは二日目だった。
なんの宣伝もせず、出演者もほとんどお声がけをしていないはずなのに、どこで聞きつけて来られたのか、参加者数と同じくらいのお客様のご来場をいただいた。
しかも、二時間半に及ぶ長いコンサートを、ほとんどのお客様が最初から最後まで聴いてくださった。
わたしは司会をして常に客席を見ていたからわかるのだが、長いプログラムが進行するにつれてむしろご来場の皆様にも打ち解けていただき、皆様の目に輝きが増し、笑顔が広がっていったように思う。
トップ奏者からトリまでの全員の思いと力を痛感した。
一日目、南丹市園部の陽だまりカフェでの山の音楽会。
小春日和のこの日、お客さまはふつうに多くなく、とてもアットホームな雰囲気で、それでいて出演者のオカリナへの思い入れが間近で沸騰した、やはり中身のたいへん濃い一日になった。
大小のさまざまなドラマがリアルタイムで生まれては消えてゆき、あたかも人生の縮図を見ているようであった。
いちばん間近で聴きつづけていたわたしは、生徒さんたちの演奏からたくさんのことを学んだ一日だった。
出演者数平均年齢ともに一日目が二日目をやや上回っていたが、それが会の充実ぶりにどのように作用したかはわからない。
グランド・ハーモニーは二日目と同じ内容で行なわれた。
江戸時代の大名宿を改築して作られたこの会場のホールが、オカリナの大合奏に共振してゆれた。
わたしは確信しているが、もし一日目にもたくさんのお客さまがおられたら、きっと「ブラボー」の声が飛んだはずだ。
この日のグランド・ハーモニーはそれくらい充実していた。開演直前まで練習してる人もいたし。
音の厚みという点では、一日目が二日目に勝っていたように感じる。
そのことが、出演者数平均年齢ともに一日目が二日目をやや上回っていたこととどう関連するのかはわからないが。
二日間のひとつひとつの演奏シーンがよみがえってくる。
どれもが何物にも代え難いドラマだった。
こちらも手に汗握ったり、ゆったりくつろいだと思ったら固まったり、最後まで無事にこぎ着けたかとほっとしようとしたら最後にこけてむせたり、眼が点になったり魚の眼になったり、胸が熱くなったり冷や汗が出たり、、、
二日目の「ブラボー」のお声は、この日の発表会全体に贈られたものだったのやもしれない。
いや、きっとそのような思いも込めていただいていたに違いないと、今わたしは思う。
そしてそれはわたしたちオカリナ倶楽部夢見るガチョウにとっては、二日間の発表会全体と、この一年間、また日頃の練習や活動すべてに対してお客さまを代表して贈っていただいた励ましのかけ声にちがいない。
ありがとうございました。
おしまい。
15.12.01 記
15.12.01 記

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管理人について
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巴だ リョウヘイ
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非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
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ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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