揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#349 タダほど安いものはない
自分でできることは、プロに頼むよりも自分でやった方が当然安くつく。きょうはよく知ったご婦人と植木の手入れをした。植木屋さんに頼めば二万円。そう言えば、今の古家に移ってきたときは、あちこちに手を入れなければならず、大工から電気工事に左官まで自分でやったっけ。
自分でできることは、プロに頼むよりも自分でやった方が当然安くつく。きょうはよく知ったご婦人と植木の手入れをした。植木屋さんに頼めば二万円。そう言えば、今の古家に移ってきたときは、あちこちに手を入れなければならず、大工から電気工事に左官まで自分でやったっけ。
引っ越しも業者の見積もりは十数万円だったのでやめにして、にわか運送屋となり、自分の車のガソリン代とトラックのレンタル代とお手伝いしてくれた人にわずかばかりのお礼をさせてもらっただけで済んだ。
また、この家のトイレは元は前近代式だったが、物置を近代式WCに改造したときの内装はワタシがやった。業者に見積もりを上げさせたら37万円だと言われたが、あほらしいので、大工さんにドアだけ作ってもらった費用と材料費の計6万円ぽっきりで済ませた。おかげで芸術的?なWCができあがった。土地の登記も司法書士に頼めば5万円のところ、自分でやって5千円。
これだけでも、ざっと四十数万円かせいだことになる。
自慢しているが、実はこの程度では自慢できたものではない。
家庭の主婦が毎日家族のために作っている料理をすべて外食でまかなうとすれば、毎月の食費は倍以上かかるだろう。何十年も手料理を作りつづけることで、いったいいくら稼いだことになるか。料理をプロに任せず自分の手で作りつづけている主婦のみなさんこそ、DIYの見本だ。
DIY すなわち Do It Yourself という言葉は、ホームセンターなんかでよく見かける。ホームセンターには、大工、電気、水道、左官、園芸、インテリアなど、暮らしに関わるあれこれを素人が自分でできるように、かなり専門的な道具や材料がまことに細かく用意されている。解説のパンフも山と置かれている。ワタシのような人間にはありがたいことだ。
こんなご時勢だが、自分でやった方が高くつくものもある。工場で大量生産している物を手作りで作る場合などがそうだ。そして、お米作りもそうなのだそうだが。
お米作りの原価は、現代の一般的な作り方だと、稲の苗、肥料、農薬、そして耕耘機などの耕作機械の購入費・維持費・燃料費などにたいへんな費用がかかる。そんなわけで、自家用のお米を作っている人は、口をそろえて「米は買った方が安い」と言う。労働時間と時間給から人件費を算出すれば、なおさら赤字がふえる。
考えてみれば、自分で自分の食べ物を作るより買った方が安いとは、ずいぶん理不尽な話ではないか。こんな米作りにだれがした。
が、田んぼをいたずらに耕さず、自分で採った籾を播き、自分たちの手で田植えや稲刈りや草取りをし、肥料や農薬を使わなければ、お米は費用をかけずに作れる。費用をかけないとは、一銭もかからないということだ。無料のお米だということだ。タダだということだ。
夢のような話じゃないか。いや、既成概念に囚われなければ、それは不可能ではないのだ。
であるのに、タダでお米作りをしている人が、今の日本にいったい何人いるのか。
ワタシとしては、いつかはそのひとりに仲間入りしたいと願っているのだが、どこまで体力がつづくか。甘い夢を追いかけるにも、やはり体力がものを言う。で、体力と気力を養うのにいちばんいいのは、自分の手でタダで作ったお米を食べることのように思えるのだが。
妙な理屈かな。
また、この家のトイレは元は前近代式だったが、物置を近代式WCに改造したときの内装はワタシがやった。業者に見積もりを上げさせたら37万円だと言われたが、あほらしいので、大工さんにドアだけ作ってもらった費用と材料費の計6万円ぽっきりで済ませた。おかげで芸術的?なWCができあがった。土地の登記も司法書士に頼めば5万円のところ、自分でやって5千円。
これだけでも、ざっと四十数万円かせいだことになる。
自慢しているが、実はこの程度では自慢できたものではない。
家庭の主婦が毎日家族のために作っている料理をすべて外食でまかなうとすれば、毎月の食費は倍以上かかるだろう。何十年も手料理を作りつづけることで、いったいいくら稼いだことになるか。料理をプロに任せず自分の手で作りつづけている主婦のみなさんこそ、DIYの見本だ。
DIY すなわち Do It Yourself という言葉は、ホームセンターなんかでよく見かける。ホームセンターには、大工、電気、水道、左官、園芸、インテリアなど、暮らしに関わるあれこれを素人が自分でできるように、かなり専門的な道具や材料がまことに細かく用意されている。解説のパンフも山と置かれている。ワタシのような人間にはありがたいことだ。
こんなご時勢だが、自分でやった方が高くつくものもある。工場で大量生産している物を手作りで作る場合などがそうだ。そして、お米作りもそうなのだそうだが。
お米作りの原価は、現代の一般的な作り方だと、稲の苗、肥料、農薬、そして耕耘機などの耕作機械の購入費・維持費・燃料費などにたいへんな費用がかかる。そんなわけで、自家用のお米を作っている人は、口をそろえて「米は買った方が安い」と言う。労働時間と時間給から人件費を算出すれば、なおさら赤字がふえる。
考えてみれば、自分で自分の食べ物を作るより買った方が安いとは、ずいぶん理不尽な話ではないか。こんな米作りにだれがした。
が、田んぼをいたずらに耕さず、自分で採った籾を播き、自分たちの手で田植えや稲刈りや草取りをし、肥料や農薬を使わなければ、お米は費用をかけずに作れる。費用をかけないとは、一銭もかからないということだ。無料のお米だということだ。タダだということだ。
夢のような話じゃないか。いや、既成概念に囚われなければ、それは不可能ではないのだ。
であるのに、タダでお米作りをしている人が、今の日本にいったい何人いるのか。
ワタシとしては、いつかはそのひとりに仲間入りしたいと願っているのだが、どこまで体力がつづくか。甘い夢を追いかけるにも、やはり体力がものを言う。で、体力と気力を養うのにいちばんいいのは、自分の手でタダで作ったお米を食べることのように思えるのだが。
妙な理屈かな。

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管理人について
HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
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