揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#668 継 承
午前8時半。開演まで5時間半。と言ってもワタシのコンサートの出番待ちではない。とあるコンサートの会場に故あって早く到着したのだ。早すぎる。致命的にヒマになってしまった。まったくなんの予定も無い5時間半。さて、この男はどうするだらふ。
午前8時半。開演まで5時間半。と言ってもワタシのコンサートの出番待ちではない。とあるコンサートの会場に故あって早く到着したのだ。早すぎる。致命的にヒマになってしまった。まったくなんの予定も無い5時間半。さて、この男はどうするだらふ。
京都の岡崎公園。圏内には美術館、図書館、勧業館などがある。平安神宮では通常非公開の所を公開している。喫茶店もあればレストランもあるし、行列ができるそば屋もあるし、そうだ、動物園もある。これではヒマどころか、目移りしてしょうがないじゃないか。
三連休の中日だ。どこへ行っても混雑はまぬかれない。何がきらいといって、人ごみがきらいでそりゃよかった。
で、人ごみから逃れられる所を探す旅となった。徒歩15分圏内の旅。
京都会館の敷地に入った。しばらく中庭で噴水を眺めていたが、人が増えてきたので、第一ホールの上の会議場に目を付けた。階段を上がると、そこは穴場だった。誰もいない。広いロビーにはソファがたくさん置かれている。しかも程よくエアコンが効いている。迷わず、ゆったりとしたソファに身を投げ出した。と、三日間つづいた睡眠不足が主張し始めた。そのまま、しばしまどろんでしまった。
会議場の方で声がする。午後に開かれる写真家さんの講演会の準備に来た人々だ。
ワタシは、会議場の中の様子を見に、ドアが半開きになった入り口まで行ってみた。ホールへ行くと中をのぞかずにはいられない。職業病だ。
階段状になった200ほどの客席の横にピアノが置かれている。そういえば小一の頃、この部屋でHAMAYA音楽教室の発表会に出たっけ。小太鼓を一所懸命叩いていたら、突然スタンドの足がストンと落ちてあせったっけ。
講演会のスタッフの一人が声をかけて来られた。講演会へのお誘いだ。自分は建物を見に来ただけの通りすがりだと説明した。と、向かいの別館で行なわれている写真展の招待券を下さった。致命的ヒマはまだまだ続きそうだったので、その足で行ってみた。
「おんな」というタイトルの写真展。主催は全日本祈祷師協会、じゃなかった、日本写真家協会。そりゃすごいな。一流どころばかり集められてるってか。二百数十点、すべてモノクロ写真だ。
戦後の日本を支えてきた無数の「おんな」たちの姿は圧巻だった。秋田の農村から新宿歌舞伎町まで、全国津々浦々に生きる女たちの生命力は、神々しいほどだった。被爆直後の長崎に立つ母の表情は、人間の尊厳そのものだ。疲弊した農村で過酷な労働に着きながら、はじけるような笑顔で笑う若い女。集団で街へ野菜を売りに来る老女たちのごっつい顔、顔。いずれも、近頃はまったく見かけなくなった「濃い」顔ばかりだ。
これらの写真で見る1960年代以前の日本は、外国のようだった。そこで暮らすあまりにもたくましい女たちは、完全に異国の人たちであった。が、その中に、間違いなくワタシの母もいたのだ。それは信じがたくもあり、妙に納得させられたりもした。
三連休の中日だ。どこへ行っても混雑はまぬかれない。何がきらいといって、人ごみがきらいでそりゃよかった。
で、人ごみから逃れられる所を探す旅となった。徒歩15分圏内の旅。
京都会館の敷地に入った。しばらく中庭で噴水を眺めていたが、人が増えてきたので、第一ホールの上の会議場に目を付けた。階段を上がると、そこは穴場だった。誰もいない。広いロビーにはソファがたくさん置かれている。しかも程よくエアコンが効いている。迷わず、ゆったりとしたソファに身を投げ出した。と、三日間つづいた睡眠不足が主張し始めた。そのまま、しばしまどろんでしまった。
会議場の方で声がする。午後に開かれる写真家さんの講演会の準備に来た人々だ。
ワタシは、会議場の中の様子を見に、ドアが半開きになった入り口まで行ってみた。ホールへ行くと中をのぞかずにはいられない。職業病だ。
階段状になった200ほどの客席の横にピアノが置かれている。そういえば小一の頃、この部屋でHAMAYA音楽教室の発表会に出たっけ。小太鼓を一所懸命叩いていたら、突然スタンドの足がストンと落ちてあせったっけ。
講演会のスタッフの一人が声をかけて来られた。講演会へのお誘いだ。自分は建物を見に来ただけの通りすがりだと説明した。と、向かいの別館で行なわれている写真展の招待券を下さった。致命的ヒマはまだまだ続きそうだったので、その足で行ってみた。
「おんな」というタイトルの写真展。主催は全日本祈祷師協会、じゃなかった、日本写真家協会。そりゃすごいな。一流どころばかり集められてるってか。二百数十点、すべてモノクロ写真だ。
戦後の日本を支えてきた無数の「おんな」たちの姿は圧巻だった。秋田の農村から新宿歌舞伎町まで、全国津々浦々に生きる女たちの生命力は、神々しいほどだった。被爆直後の長崎に立つ母の表情は、人間の尊厳そのものだ。疲弊した農村で過酷な労働に着きながら、はじけるような笑顔で笑う若い女。集団で街へ野菜を売りに来る老女たちのごっつい顔、顔。いずれも、近頃はまったく見かけなくなった「濃い」顔ばかりだ。
これらの写真で見る1960年代以前の日本は、外国のようだった。そこで暮らすあまりにもたくましい女たちは、完全に異国の人たちであった。が、その中に、間違いなくワタシの母もいたのだ。それは信じがたくもあり、妙に納得させられたりもした。

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管理人について
HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
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演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
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