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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#259 満月の夜にピアノが吠えた−3

 ある演奏現場で戸外で静かに出番を待っていると、通りかかった関係者の一人の方にねぎらいの声をかけられた。
「(ぼーっと待つのは)たいくつですねー」
 これはたしかに慰労の言葉だったのだが、出番直前に退屈していることなどワタシにはありえない。よほど退屈そうに見えたようなので、気をひきしめ直した。
 キース・ジャレット(以下 K.J. )は、出番の直前まで仲間や身近な人と冗談を言い合っているそうだ。そうすることで、これから始まることに対する重圧から逃れているのだという。K.J. のことを何も知らずにその出番直前の様子を見た人は、よもやその直後にあのようなすさまじい演奏が始まるとは想像だにできないにちがいない。ワタシの場合はどうだろうな。たいして変わらんか。

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#258 満月の夜にピアノが吠えた-2

 ホトトギスが鳴き始めた。暑くなってウレシイ、ウレシイと歌っているように聞こえる。桐の花も暑さで盛りを越えた様子だ。こちとら人間さまは、この暑さと一昨日のキース・ジャレット(以下 K.J. )のコンサート体験の疲労がまだ残っていて、買い物に行くだけでも疲れる。きょうは「ウコンの◯」というドリンク剤を飲んで乗り切った。

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#257 満月の夜にピアノが吠えた

 まったく、聴くのにこれくらいエネルギーを使うコンサートはほかにない。毎度自分が演奏したみたいにくたくたになってしまう。5月20日のキース・ジャレット大阪公演は、満月の下、「この公演は収録されます」というアナウンスが生み出した期待と緊張の中で始まり、鳴り止まないスタンディング・オベーションと3度のアンコールによって幕を下ろした。

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#256 天上の音色

 もうすぐ、キース・ジャレットがやってくる。5月20日、大阪フェスティバルホールのソロ公演は、年に一度の恒例となった感がある。今年も大枚一万円払って、あのめくるめく天上の音の奇跡のひとときをいただきに行く。キース・ジャレットってだれだって? あなた、レッドカード。この三十年近く、ワタシの音楽を精神的に技術的に導きつづけてくれた人がピアニストであることは、ワタシがピアノをほとんど弾けないことを考えるとまことに不思議だ。

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#254 カルカッタの夕暮れは一心不乱だった

 クワイ川橋のたもとで買った竹笛をリュックに詰めて、タイはバンコクからインディアン・エアラインという危なっかしい飛行機で5時間、インドはカルカッタ(現コルカタ)に降り立った。カルカッタに始まったインドの旅で見たものを書く誘惑にかられるが、それを始めると何日かかるかわからない。で、音楽との小さな、しかし忘れがたい出会いだけを書くことにした。あの国には、すばらしい音楽があふれているのだ。
 インドで最初に聴いた音楽は、その存在すら知らなかった音楽だった。

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#253 カンチャナブリーの竹の笛

 続・カンチャナブリー紀行。バンコクからカンチャナブリーへの列車は、山中でなんと木造の橋の上を通過した。断崖絶壁に張り付くように架けられたこの橋は、そもそもは旧日本軍が作ったという。数十トンのディーゼル列車を支える木の橋は、最徐行する列車をきしみながらもなんとか受け止めていた。徐行するものだから、よけいに仏様に無事を祈らずにおれなかった。
 カンチャナブリーのクワイ川橋の付近は、観光客と土産物屋や物売りの人々でにぎわっている。どこからか、とても美しい笛の音が流れてきた。

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#250 シンプル・イズ・なんだっけ?

「たくさんのいい編曲を残していただいて一生感謝します」などと言っていただけたとしたら、それはもったいない。
 オカリナの教材としての伴奏用CDを作るときは、まず編曲をするのだが、この際作譜ソフトで楽譜を作る。Finale というソフトはよくできていて、楽譜の各組段にソフトに内蔵された楽器の音を割り振れば、五線譜の上に配置した音符をそのままプレイバックできる。強弱とテンポの細かな設定もそのま表現してくれるので、たちまち伴奏用カラオケができあがってしまう。

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#183 料理人としての演奏者

 自分に制約を課することで結果が良くなることは、生活のさまざまな場面で体験する。やりたい放題やってしまうと、そのときは心地よくても、あとになれば、ずいぶんひとりよがりであったことがわかったり、押し付けがましい印象を受けることが多い。

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#177 「くり返し」はくり返さない

 人の世はくり返しで成り立っている。生きることとは、数え切れないほどのくり返しの中で、わずかの物事を創造することだと言ってもいい。そんな中で、創造された音楽をどう扱うかについて考えた。

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#163 孤独なピアノっ娘へ

 小さな頃から自分の主張を持っている子供もいる。その主張は、論理によるものではなく、経験によるものでも、欲望によるものですらない。その子はおそらく、その主張を持って生まれてきたのだ。その主張は、人生においてその子がどの道を歩みたいのかを示しているものなのだ。

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#161 おとなの中のこども

 子供が書く字や絵は、みんなどことなく似ている。いかにも子供の字と絵だ。子供の演奏はどうか? やはり子供ならではの傾向がある。

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#154 「ジャズなんだ!」

 琵琶湖ホールでの映像記録鑑賞記、その2。実は石山寺秀月祭最終日のこと。
 レナード・バーンスタインによる学生オーケストラの指導風景の80数分の映像には、時間を忘れて見入ってしまった。あっ、もうすぐ演奏会場でのお弁当の時刻だっ。本番終了までメシ抜きとなっては、近頃はあとがちときついのだ。ホールのずいぶんはば広い石段を、ばたばたと斜めに駈け降りた。

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#153 二匹のミミズが教えたもの

「雨上がりの大地に陽光が射し、陽の光に誘われて土の中から一匹のミミズが顔を出しました。すると、すぐとなりからもう一匹のミミズも顔を出しました。『やあ、どこかで見た顔だね』『やあ、君こそどこかで見た顔だね』それらは、実は一匹のミミズの頭としっぽだったのです(笑い)」
 ハンガリー生まれの指揮者フェレンツ・フリッチャイの、オーケストラとのリハーサルでの言葉だ。いったい何を言いたいんだろう?

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#151 落 馬

 10月7日。朝から快晴になったところまではよかった。晴れ男業務を無事こなし、この日は順調な滑り出しを見せたのだったが。

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#150 竹馬の巴だ

 演奏にはイメージが大切だ。どんな風に弾くか、どんな風に吹くか、イメージが明確であればあるほど、生き生きとした演奏になる。イメージの明確度と演奏の生き生き度は正比例すると言っていい。
 で、一事が万事。なにごとにも「イメトレ」が大切だ。

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管理人について

HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。

特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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