忍者ブログ
揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
2017-121 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 prev 11 next 01
268  267  266  265  264  263  262  261  260  259  258 
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

#320 オカリナ七不思議

『続・オカリナ修得法?』その3。
 考えれば考えるほど謎は深まる、という事柄は世にたくさんある。オカリナという楽器についても、そのような事柄がいくつかある。オカリナの七不思議を集めてみた。実践の参考になる不思議もいくつかあるので、続・オカリナ修得法?にカテゴライズした。

拍手[0回]


1. アルトC管に限って、上の fa は普通に吹いても鳴らない。

 ほとんどのメーカーのアルトC管は、上の fa を吹くときだけは特殊な吹き方をしないと、ちゃんとした音が出ない。
 アルトC管で上の fa を吹くときは、オカリナを胸から7、8cmほどのところへ引きつけて吹くと、あら不思議、きれいな音が出る。自然な構え方をした場合、左の胸の前に引きつけるとやりやすい。こうすると、アルトC管が心臓が発するエネルギーを得て鳴るようになるのだ。・・・これはウソです。
 なぜこうすると音が出るのか、なぜアルトC管に限ってこうなのか、原理はわからない。製作者の方もわからんとおっしゃっている。おそらく、アルトC管の吹き出し口から出た、空気ではなく音が胸ではね返り、アルトC管と共鳴して fa の音が出るようになるのだろう。胸ではなく、ほかの物に近づけても同じ効果がある。
 このテクニック、宗次郎さんの楽譜集にも書いてあった。

2. アルトC管に限って、上の fa より半音以上高い音を出す方法がある。

 合掌したまま少し手を開き、水を受けるような形にする。左右の小指と薬指は離れないようにする。そのまま両方の親指を立てる。そして、そこへアルトC管を乗せる。両方の親指でオカリナをはさむ形だ。こうして吹いてみると #fa の音が出る。手の形や息の強さを調節すれば、so に近い音も出る。これまた原理は不明。他の管ではできない。
 これ、生徒さんのT君に教えてもらった。出自は不明。

3. 冷えると音が下がり、温まると上がる。

 たいていの楽器は、冷えると音が上がり、温まると下がる。太鼓の皮や弦がいい例だ。ところがオカリナは、冷えると音が下がり、温まると上がる。これは別に謎でもなんでもない。オカリナが冷えると内部の空気が収縮して音が下がり、温まると膨張して音は上がるのだ。なぜ空気が収縮すると音が下がるのかって? そう、それこそが不思議だ。

4. 二級品があまりにも高く売られている。

 これは、いちばん不思議だ。

5. 上級品があまりにも安く売られている。

 これも不思議。3万円してもおかしくないと思えるオカリナが、1万円以内で販売されている。

6. 焼く前のオカリナの方が良い音がする。

 作る人は不思議そうにこう言う。焼く前のオカリナを知らない者にとっては、不思議でもなんでもないですな。

7. 単管では現在のもの以上に音域の広いオカリナを作ることができない。

 近頃はダブル・オカリナ、トリプル・オカリナという、吹き口がふたつ、みっつとあるオカリナが登場して、オカリナの音域を飛躍的に広げた(あの楽器をオカリナと呼ぶならばだが)。が、単管では、上にも下にも音域は広げられないようだ。不思議なことだとずっと思ってきた。が、オカリナの音域はすでに構造上・原理上のぎりぎりのラインまで極められているということなのだと、今では理解している。もっとも、いくつかのメーカーからは下の So まで出せるオカリナが出ている。おそらく捨て穴(音程調節用の予備穴)と全体の音域とのバランスを改良したのだと思われる。

 ほかにも不思議はあるやもしれない。そもそもなぜこのような形をしているのかが不思議だと言う人も多い。縦笛の形にすればすっきりしそうなものなのに、と。やはりオカリナは、横笛のフィーリングを生かす楽器として作られたものなのだろう。

 また、オカリナ(オカリーナ)というイタリア語の意味は「ガチョウの子供」だそうだが、オカリナの歴史をまとめた本によれば、「バカ」という意味もあるそうだ。オカリナの創始者とされるジュゼッペ・ドナーティー(お菓子屋さんだった)は、この楽器の名を「ガチョウの子供」と「バカ」のどちらの意味で名付けたのだろう。命名の謎もまた深まるばかり。

 おしまい。 
08.09.20 記 
NAME
TITLE
COLOR
MAIL
URL
COMMENT
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS
TRACKBACK URL 
おしらせ
ライブ情報はホームページをご覧下さい。2017年5月14日に更新されました。
お問合せもホームページからしていただけます。
太 陽 暦
11 2017/12 01
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
管理人について

HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動歴/揚琴、27年。オカリナ、16年。
活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「Contact」のページからどうぞ。

特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

京都府下農村在住。
雨乞い師見習い。
自然農見習い。
New Comments
※ 非公開を希望される方はその旨お書きください。
[07/17 Kitty]
[05/31 Kitty]
[04/17 Kitty]
[03/13 巴だ]
[12/08 栗美]
[12/06 巴だ]
[04/23 Kitty]
twitter
ブログ内検索
New Track Back
ようこそ
バーコード
"巴だ リョウヘイ" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP@SAMURAI FACTORY INC.
忍者ブログ [PR]